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全食手作りキャットフードの難しさ

全食手作りキャットフードの難しさ

猫ちゃんにとってもっとも安心で安全なものは、飼い主さんが自らつくる「手作り食」ではないでしょうか。
無添加で無農薬の手作り食は、猫ちゃんの好きな肉や魚をふんだんに使って、栄養価の高いメニューに仕上げることができます。
しかし一日に2食を毎日手作りするのは手間がかかりますし、食品が傷みやすい、食材の用意が難しいといった問題もあります。

  • 手作り食が続かない理由

  • 料理に手間や時間がかかるのはもちろんですが、作り置きをしたものは猫ちゃんによっては敬遠する可能性があります。
    なぜなら、猫の嗅覚は人間よりも優れており、少しでも劣化した臭いがすれば容赦なく「食べられない」と判断してしまうため。
    夏場など、暑い時期には特にその傾向が強くなります。
    一日2食を毎回作るのは困難ですし、まして新鮮な食材を使うとなるとさらに手間がかかります。
    また、猫ちゃんの食事には肉や魚は絶対に必要で、材料費の問題も意外に深刻です。

  • 栄養価や味付けの問題

  • 猫用の手作り食には、猫の健康に配慮した栄養バランスや味付けが難しいという問題もあります。
    猫はたっぷりとした動物性たんぱく質にミネラル、ビタミンを豊富に含んだ食事を必要としますが、逆に人間の好む炭水化物はほとんど必要ありません。
    野菜も、犬と違って好んで口にしようとはしないので、猫の食事を用意する場合はほとんど肉か魚だけで栄養をまかないます。
    さらに、猫ちゃんの体調や年齢に合わせて栄養を配分するとなると、さらに難易度はアップします。
    全食を手作りで調理するとなると、相当な手間と材料費、そして知識が求められるのです。

  • まとめ

  • 手間やお金はかかりますが、それでも「手作りのものを食べさせてあげたい!」と願う飼い主さんもいるかもしれません。
    その場合は、最低限使ってはならない食材(ネギやチョコレートなど)を考慮に入れ、良質な動物の肉をたっぷりと用意しましょう。
    さらに、カルシウムやリンなど食材に含まれる栄養が体に及ぼす影響なども合わせて考えながら作られると良いと思います。