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早食いすぎる子のキャットフードの食べさせ方は?

早食いすぎる子のキャットフードの食べさせ方は?

猫ちゃんの早食い、飼い主さんとしては非常に気になりますよね。
「急かしているわけではないのに、がつがつと食べてしまう」
「我先にと奪い合うようにして食べるので、味わっていない気がする」
「子どもの頃から早食いの習慣が抜けない」
など、猫ちゃんの数だけ悩みの内容も異なります。

  • 早食いの原因と予防方法

  • まず、猫ちゃんがなぜ早食いをしているか考えましょう。
    ①多頭飼いしている
    ②食事の回数や量が決まっている
    ③食器をすぐにさげてしまう
    ④ノラ猫から飼い猫にした猫ちゃんである
    上記のうち、どれかにあてはまっている猫ちゃんは早食いの可能性があります。

    ①の多頭飼いについてですが、猫は常に熾烈な縄張り争いをしています。
    どんなに狭い室内でも、自分の方が上だと優劣を競っているので、食事も我先にと飛びつくクセがつくのです。
    特にオス猫を多頭飼いしていると、縄張り意識からの食べ物の奪い合いは日常茶飯事になりますし、メス猫でも気の強い個体が2匹以上同居していると、早食いのクセが付きやすいです。
    対処法としては、猫の数に合わせてキャットフードを入れる容器を用意し、場所も猫ごとに変更します。
    力の強いものが他の子の食事を奪い取る可能性もあるので、なるべく離れたところに間隔をあけて食事場所を用意しましょう。

    ②と③については、猫ちゃんが「今食べないと次いつ食べられるか分からない」という思考回路に陥っている可能性があります。
    猫には犬と違って一気食いの習慣がありませんが、あまりにも食べさせる回数や量が少ないと不安になって、早くに食べきってしまおうと思うのです。
    対策としては、すぐに食器を下げない、まとまった量を常に置いておく、一日2回以上食事を与える…など、猫の満足度を上げるような給餌方法に替えてみてください。

    ④にあてはまる猫ちゃんは、ノラ時代に経験した生活スタイルが身についてしまった状態です。
    いつ誰に攻撃されるかわからない、誰に食事を奪い取られるかわからない…と危機感を持ちながら食べる習慣がついているので、ケージや箱の中などパーソナルスペースを確保して食事を与えてあげましょう。
    また、「いつでも食べられる」という考え方を定着させるために、食器をすぐに下げたり回数を限定せず、たっぷり食べさせてあげると良いでしょう。