カリカリのキャットフードの保存方法
猫ちゃん用のドライフードは、水分量が少ないので少しくらい乾燥しても問題ないといわれます。
しかし、乾燥よりも深刻なのが「酸化」です。
キャットフードには全体の1~2割程度脂肪分が含まれているため、空気に晒すとどんどん酸化していきます。
猫は優れた嗅覚でキャットフードの酸化を察知するので、封を開けた袋はできるだけ密閉するか、短期間に食べきるかしなければなりません。
酸化を防ぐ一般的な方法としては、開封後に袋の中の空気を抜き、テープでしっかりと口を留めて保管します。
袋の口を直接縛っても良いですが、どちらにしても空気が含まれていると品質は劣化していきます。
密閉した後は湿気や温度のある部屋は避け、日陰や涼しい場所に保管するようにしましょう。
キャットフードの入っている袋や箱ではなく、中身をジッパー付きの袋に入れて小分けして保存する方法もあります。
1回、もしくは一日で食べきれる分だけ小分けにしておけますし、ジッパー付きなら空気が侵入しにくいので酸化を防げます。
徹底的に乾燥を防ぐ場合は、袋の中に乾燥剤も入れておきましょう。(猫ちゃんの食事に乾燥剤が混入しないように注意してください)
シリアルやお菓子、お米などをストックしておける「ストッカー」を使う方法もあります。
ボトルタイプや箱型、真空パックなどさまざまな型がありますが、開封後のフードを安全にストックするなら、真空タイプが特にオススメ。
箱型やボトルタイプは虫が侵入する可能性がありますし、猫ちゃんが勝手にフタを開けてしまう場合もあります。
真空タイプなら空気を限界まで抜けるので、虫が繁殖する心配がありません。
大袋でキャットフードを買うと保管方法に困りますが、ジッパー付きの袋やストッカーを使えばいつも新鮮な食事が提供できます。
ただし、パッケージに書かれている賞味期限を守り、最低でも1ヶ月以内に食べきるようにしましょう。