体質によるキャットフードの選び方
猫ちゃんにとってもっとも安心なのは、自分の体質に合ったキャットフードを食べること。
しかしこの「体質」というのは、スコティッシュフォールドやアメリカンショートヘアなどの遺伝的要素はもちろんですが、親から受け継いだ特性や、本人が子猫時代から大人になるまでに身に着けた生活スタイルなども複雑に関係しています。
年齢によって体質が変わる場合もあるので、飼い猫の体質に合わせたキャットフードを選ばなければなりません。
猫は基本的に肉食なので、肉以外の食事を続けると体質が変わることがあります。
皮膚病や免疫力の低下などが起きてきたら、栄養価が高く穀物や添加物の少ない安全なフードに切り替えましょう。
また、猫の品種ごとに抱えるトラブルや体質が異なるので、そこを鑑みてフードを選ぶのもおすすめ。
猫用のフードは品種ごとによる分類はされていませんが、たとえばスコティッシュフォールドなら関節や軟骨が弱いので、将来的に痛みや炎症を抱える可能性があります。
なので、スコティッシュには骨と筋肉をサポートしてくれるグルコサミンやコンドロイチンを配合したフードが良いでしょう。
肥満体質の猫ちゃんなら、しっかり噛んで食べることで「食べた!」と満足感が出るので、少し硬めのカリカリを食べさせてみてください。
去勢・不妊手術を行った後は、丈夫な雑種でもホルモンバランスが乱れ、運動能力が落ちて太りやすくなります。
栄養価は高く、かつ脂肪分の多くないヘルシーなフードを選んであげましょう。
猫は年齢を経るごとに動く時間が増え、代謝が鈍くなり、身体機能も衰えていきます。
若い頃と違って、食べたものをどんどんと消費できなくなるので、あっという間に肥満になっている可能性も。
年齢が10歳を超えたら、少しカロリー控えめのフードを与えるか、消化器をサポートするフードを選ぶと良いでしょう。
キャットフードは年齢や体の状態、病気を抱えている箇所に合わせて最適なフードが選択できます。
猫ちゃんのコンディションを把握し、それぞれに合わせた食事を提供するようにしましょう。