牛肉が合わない子のためのキャットフード
猫は肉食でおなじみの動物ですが、高級かつ脂肪分たっぷりの牛肉を与えてみると、意外なことにまったく口にしないケースがあります。
肉が大好き!という子もいれば、牛肉や豚肉は食べず、鶏肉を好んで食べる子もいて、猫にも食の好みがはっきりと存在していることが分かります。
牛肉入りの高級なキャットフードを与えたけれど、一切口にしない…という場合は、牛肉ではない肉を使ったフードを与えるしかありません。
人間にも味の好みがあるように、高級だからといって必ずしも本人に受け入れられるとは限らず、飼い主さん側が折れて別のフードを与えるしか方法はないでしょう。
せっかく買ったのにという気持ちももっともですが、肉がダメな子はほとんどの場合魚で満足してくれるはずです。
まぐろやかつおなど、猫ちゃんの食事におなじみの材料を使ったフードを代わりに与えてみて、食いつきを観察してみてください。
基本的にはドライフードでもウェットフードでもOKですが、牛エキスを風味付けに使っているものは敬遠される可能性が高いので、与えないようにしましょう。
キャットフードのパッケージを見て、成分一覧の中に牛肉やビーフが入っていないフードがおすすめです。
少しでもビーフが入っていると、人間以上の嗅覚で肉の匂いを嗅ぎ分け、「これは好きじゃない」とお残しする可能性も。
どうしても肉を食べさせてあげたい場合は牛肉以外(鶏肉など)を配合したフードが良いと思いますが、肉がダメなら魚というように、魚を使ったキャットフードなら問題なく食べてくれるかもしれません。
猫は基本的に牛を含む動物の肉はほとんど全て好んで食べてくれます。
しかし育った環境や母猫から教わった食性が染みついていると、牛肉を毛嫌いして食べなくなることも少なくありません。
好き嫌いも個性のうちなので、飼い主さんはぜひ猫ちゃんの好みに合ったキャットフードを探してあげてください。