猫の高齢化とキャットフード
猫も10歳~12歳を過ぎると「高齢猫」「シニア」などとして扱われ、18歳を超えると「超高齢猫」となります。
高齢になるにしたがって関節や筋肉の働きが弱くなり、栄養の吸収率も低下。
愛猫の健康のためには、高齢猫用の良質なキャットフードを与えるようにしましょう。
猫も人間と同じく、年齢を経るにしたがって歯と歯茎がもろくなってきます。
「小さい頃はあんなに元気良く食べていたのに、なんだか食欲がなくなってきたなぁ」と思ったら、まずは猫ちゃんの老化を疑ってみてください。
栄養状態が悪いと、10歳に満たないうちから老化が始まる可能性があります。
老化を疑う場合は、まず口の中の状態を確認してみましょう。
硬く噛み砕きにくいドライフードを与えていたら、本人には非常に噛みづらく、飲み込みにくくなっている可能性があります。
猫は自分で食べ物を選ぶことができませんから、飼い主さんが年齢に合わせて適切な硬さや量を調節してあげることが大切です。
年齢のいった猫ちゃんに好評なのが、咀嚼から飲み込みまでがスムーズなウェットフード。
スープにも適度に味がついていて、食べるスープのような感覚で食事ができる製品です。
ウェットフードにも、ゼリーで固めたものや無添加タイプ、ほとんどスープに近い流動食タイプまでさまざまですから、猫ちゃんの好みや食べやすさに合わせて選んでみてください。
高齢だからといって必ずしも高品質の高級な製品を食べさせる必要はありません。
栄養がしっかり摂れて、ある程度咀嚼がきちんとできるものなら、リーズナブルな製品でも問題はありません。
高齢猫用のフードには、免疫機能を改善するもの、心臓病用、肥満用など機能的な製品も揃っており、猫ちゃんの体調に合わせて選ぶことが可能です。
愛猫の末長い健康のために、それぞれの体調や年齢に合わせて、ぴったりのフードを選んであげてくださいね。